ゲームプランナーとして仕事をしていると、仕様書やスケジュール以外にも稀に企画案や簡単な企画書を求められることがあります。
しかも唐突に、
いついつまでに〇〇な企画書を書いてね☆
と言われることが多いです。
いきなり言われても、お題に沿った企画書は残念ながらすぐ思いつきません。
さらに企画案が多く欲しいと言われ、用意しても相手が面白くないと思われれば没を喰らいます。
企画案欲しいと言ったから用意したのに文句を言われる。
ゲームプランナーなのに面白くないアイディアしかないと
理不尽な扱いもされることありましたw
つまり企画書のアイディアや思い付きがあれば、日々書き溜めてないとすぐ企画案として出すことは難しいというわけです。
ということで今回は企画書や企画案を書くならば、
- ネタを貯める必要性
- ネタの集め方や探し方
- ネタをどうやってまとめるか
という内容でお話ししたいと思います。
ネタを貯める必要性
ゲームプランナーの基本的な仕事は仕様書を書いたり、スケジュール管理です。
またゲームの面白さやバランス・ルールの調整といった作業もあります。
面白さやバランス・ルールを考えるという仕事をするため、企画書を書いてという話になれば真っ先にゲームプランナーに話が来ます。
新人であれば、何か新しいアイディアや面白いものを持っていそうだろうという先入観を上司にもたれていることが多いです。
そのため、テキストで簡単にまとめた企画案を1日で10~50こ用意してと話をかけられることもあります。
ぱっと思いつくこともありますが、一度に大量に求められると難しいです。
なので企画案やネタを日々貯めておけば、上司から企画案を求められてもすぐ渡せるわけです。
もし没になったとしても(優しい)上司であれば、足りない部分やさらなるアイディアを出して改良するチャンスをくれます。
または自分が担当するゲームシステムの仕様書に活かせることもありますので、すべてが無駄になるわけではないのです。
という感じに面白い・使えそうというネタはゲームプランナーとして仕事をする上でどこかで必要になります。
つまり企画書・仕様書に使えそうなネタやアイディアとして使えるからネタは、貯めて置くことを推奨しているわけです。
ネタの集め方や探し方
ゲームプランナーとしてネタを集める必要性があることは理解したけど、どうやって集めたり探したりするのか。
何を集めるかという目的次第で、集め方や探し方が変わります。
大きく分けるとしたら、目的がある場合とない場合の2つでしょうか。
目的がある場合
よくある定番の話で。
企画書ネタとして「面白そうな新しいゲーム企画案」と漠然とした目的でも探し方は同じです。
それは。
キーワードに該当するものを思い浮かべてください。
先ほど例に出した「面白そうな新しいゲーム企画案」とお題を出された時。
「面白い」・「新しい」がキーワードとなります。
自分が面白い・新しいと思うゲームは、何かを考えればよいのです。
面白いゲームならば、自分が今まで遊んだゲームで面白いと感じたものが該当しますね。
新しいゲームならば、自分が今まで遊んだゲームで遊んだことのないものが該当しますね。
といった感じにキーワードに対して自分が直感で思ったものを書き出せばいいのです。
ゲーム案だからといって、ゲームばかりにアイディアを求めても似たような案になってしまいます。
なので、ゲーム以外にも自分がキーワードに対して同じ思いを感じたら参考にするのも手です。
目的がない場合
企画ネタを出してや仕様書に必要な情報を探すなど明確な目的がない場合は漠然としているので、気が向いたら程度の頻度でまとめるとよいです。
ただまとめるだけだと後で見返すと何を書いていたか混乱することもあったため、ルールを必ず決めてまとめてください。
鶴のオススメとしては
自分が気になったゲームや記事をスマホのメモに気になった理由も添えて書く
です。
ただ気になった内容だけを寄せ集めても、なぜその時にどう思ったのかという記憶が抜けていることが多かったので、理由を簡単に一言二言添えるようにしました。
いざ必要になった時に見返すと取捨選択ができるので、やはり自分が感じた声は残しておくことは大切であると身をもって体感しました。
ネタをどうやってまとめるのか
集めたネタをどう調理するか次第で、やはり変わります。
思いついたネタをそのまま出してうまくいく場合もあれば、最初はだめだったが加工したらうまくいった。
なんてことも多かったです。
では加工する場合、どうやってまとめればいいのか。
相手に伝わる内容で簡素にまとめるようにしましょう。
特に簡素にまとめるということを意識してください。
初めて聞く相手に内容を伝えようとしてもすべては絶対伝わりません。
よくて65%くらいでしょうか。
相手に伝えようと多くの内容を事細かにまとめがちですが、今まで企画案や企画書を書いてきた鶴の体感としてはイメージだけを掴める程度で伝えるがよいです。
そこから相手が食いついてきた部分をうまく掘り下げる・または実際にやり取りして好感触だったものをブラッシュアップしていくと、相手が求める企画案や企画にまとまっていきます。
つまり一回は必ず相手に聞いてみることが重要です。
そこから少しずつ加工していけば、相手が求める情報やヒントが得られるので面白くないとか伝わりにくいという状況を避けれるのです。
さいごに
以上が企画書のネタを集める重要性・集め方・探し方になります。
ゲームプランナーは常にネタやアイディアを求められる職種です。
また他の職種と比べても企画書は、ゲームプランナーに圧倒的に求められます。
ゲームプランナーとして仕事をする上では必要なことですので、ネタをコツコツ貯めておきましょう。
そしていざという時に役に立てれば、仕事でも一目置かれますので頑張ってください。
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