今回はゲームプランナーとして6年と半年仕事をした鶴(つる)がゲームプランナーを目指して就職活動をする専門学生向けにゲーム開発会社の採用動向について解説したいと思います。
2022年は新型コロナの影響もあったため、今までと違った動きをしている状況です。
鶴(つる)の経験したゲームプランナーとしての就職活動動向で、役に立ちそうな過去の情報を添えつつ、2022年度の採用動向についても解説していきます。
これらのポイントを見て、2022年度の就職活動の動向を知って自分が望むゲーム会社へ就職の助けになればと思います!
ゲーム会社採用の流れ
まずゲーム会社の採用について流れを知っておきましょう。
今回は鶴が実際に就職活動をしていた2014年を例に説明します。
企業説明会
まず最初は企業説明会が行われます。
2014年の新卒向けの企業説明会は2013年12月~2014年の1月くらいに行われてました。
専門学校ですと、冬期休暇に入る前か開けたくらいの時期ですね。
テレビCMなどで誰もが知っている大手企業、人気アプリ開発・運営している企業は大阪や東京など首都圏内の大きな会場を借りて、説明会が行われます。
その後、プレエントリーまたはエントリーが開始されるため、大手企業の就職を目指す人は必ずエントリーをする必要がありました。
このとき、履歴書や自己PR文などの書類・職種ごとに作品を提出する必要があります。
そのため、締切日まで作品を用意しないといけません。
ただし企業によっては作品に条件が課されるため、前もって用意していても使えなかったということもあります。
なので、学校の課題で安易に応募するというものでは通過は厳しいです。
また作品は応募する職種によって異なります。
会社によりけりですが、基本は以下が必須となります。
デザイナー:ポートフォリオ(3Dや2Dなど職種によって条件などある)
プログラマー:ソースコード、自分が作ったゲーム(ROMやapk、ipaなど)
実際にどういう作品が通過しやすいのか別記事で詳細をまとめるつもりです。
※鶴(つる)自身はプランナーとして仕事をしてたため、プランナーのみのものとなります
インターンシップ開始
次に始まるのはインターンシップ。
2014年の時は2014年の5~7月くらいだったかと。
テレビのCMなどで誰もが知っている大手企業、人気アプリ開発・運営している企業は早いところでは5月からインターンシップが始まってました。
ゲーム開発の現場の状況にもよるので、必ずしも5月からと決まった月ではありません。
鶴の通ってた専門学校に「インターンシップとして来ませんか」と訪問があったのは7月くらいでした。
北海道ではプログラマーやデザイナーなど技術が必要とされる職種のインターンシップが圧倒的に多かったです。
ここ最近ではプランナーもインターンシップが
増えてきているので、正直うらやましい……
またインターンの期間ですが1日・1週間とまだらです。
可能であれば1週間と長い期間を行った方がよいです。
理由としてはインターン先の方に少しでも自分を覚えてもらいたいのと、社内の雰囲気が分かったりとするためです。
面接
もし企業説明会後の書類選考が通過できれば、大手企業の面接は3~5月ごろに行われます。
2014年の時とここは同じくらいの時期ですね。
企業によりけりですが、鶴(つる)の時は最初のプレエントリーまたはエントリーで合格すれば、2014年3月くらいに一次面接へ。
二次面接ないし最終面接まで通過すれば2014年5月くらいに行ってます。
そのため大手企業の面接に受かっている人たちは面接で落ちたら、他企業のインターンシップに挑めるという感じでした。
一次・二次面接ないしは最終面接と数回行われるのでしっかり準備をしていきましょう。
企業によっては面接ではなく、プレゼンテーションを実際に行ったりとあります。
大手企業で内定をもらえれば6月くらいから、もう自由にできるわけなので専門学生だと最後の夏季休暇や冬期休暇をエンジョイできるでしょう。
ですが大手企業はやはり応募人数も多い激戦区なため、なかなかうまくはいかないもので。
ここで不合格だった場合は
・アプリを起動、ゲームのエンディングロールなどしか知らない中小企業を受ける
と選択肢の幅が広がっているので、中小企業で練習という形で応募して面接や書類選考を受け、再度夏に大手企業を挑むもよし。
保険として中小企業の内定を取りに行くなどできることが増えます。
大手企業を受ける時の注意事項
ちなみにですが以下の条件を満たしていないと大手企業は募集できませんので、見落とさないようお気を付けください。
・すでに会社員など働いている
に対して本当に知られていないような小会社の多くは学歴不問もあります。
大手のゲーム会社を目指さない限りは独自に勉強して入社する方もいます。
(鶴が最後に勤めていたゲーム会社にも大学を中退して独学で勉強した末にデザイナーとして入社している方もいました)
中小企業の採用については?
こちらは企業によってスケジュールがバラバラです。
就職サイト(マイナビやリクナビなど)で開催される説明会に参加して行う場合もあれば、学校に訪問して説明会を行ったりします。
また説明会自体行わないなんてこともあります。
(求人だけ掲載して応募を待つところや会社のホームページから対応してもらうといったところもあります)
採用の流れとしては大手企業と変わりません。
(履歴書と作品の2つが基本ですが企業によっては自己PR文も必要なことがある)
2:一次面接
(企業によっては一次面接だけの場合もある)
3:二次ないしは最終面接
となります。
ポイントを抑えるとすれば、年明けからなので2014年度卒業の例ですと2014年1月から応募が始まります。
ただ1月は大手企業の就職活動で忙しいので、早く活動する場合は5月くらいから動くといいです。
以上がゲーム会社の採用の大まかな流れです。
2022年度の採用の流れはどうなるの?
2022年度から大企業は例年と比べて動向が早まっています!
皆さんご存じの新型コロナの影響を受けている状況でして……
大手ゲーム会社などのプレエントリーやエントリーは年明けから行われていました。
が2022年度の採用動向を鶴独自で調べてみたところ、秋(9~11月)からエントリーを開始している企業がいくつかありました。
そう。2022年度新卒の応募はもう始まっていた状況です!
(解雇されて落ち込んでいる暇はなかった)
さらに説明会とインターンがほぼ同時期で始まっていたりとスケジュールが密です!!!
既にエントリー等はほぼ終了またはもう少しで終了という状況です。
でも今までの流れ通りエントリーはまた行われるので、エントリーを逃してしまった方は次のチャンスを逃さないように以下を対応しておきましょう。
・就職サイトをチェックする
・(余力があれば)対象企業の新卒採用Twitterのアカウントフォローして情報チェック
懸念点としては最初のエントリーが早くなっているということは次も必然的に早く応募がかかることが予測されますので、2~4月くらいは注意が必要かと思います。
次に書類選考のアドバイスを行おうと思いましたが、エントリーの段階で提出することが多いので記事をまとめるのは後にします。
そのため面接のアドバイスのみ、記事を先行してまとめました。
では次回もお楽しみ~
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