2021年は新型コロナの影響もあり、オンラインで説明会や面接など行われています。
ですが、採用状況は芳しくない状況というのを感じます。

最後に働いていた会社も鶴を含めて大量解雇されたくらいですし……
つまり未経験者の新卒・第二新卒の方の採用も例年よりも厳しいのではと思ったのと、大企業採用は始まっているので、面接についてアドバイスをまとめたいと思います。
では実際にどんなことが聞かれるのか。
どういう風に受け答えするがいいのかを一つ一つ解説しますね。
ただし鶴はゲームプランナーとして働いていたため、ゲームプランナー志望の方向けとなりますのでご了承ください。
逆に聞いてこないはずがない! 3つの定番質問
定番と言っていいほど面接で聞かれるのは以下の3つです。
・自己PRを3~5分くらいで述べてください
・1年後、3年後、5年後とあなたはどのように成長していきたいか
志望動機と自己PRについてはあなたのことを純粋に知りたいですという意図があります。
他にも入社したときにどんな風に活躍してくれるのかを予測できるので、必ずっていうほど聞いてきます。
なので基本的には自身のことをちゃんと語れるように準備しておけば、問題なく受け答えできます。
答えにくい質問(嫌なタイプの人間はなんですかとか。残業とかできますかとか)もされることもあります。
それは意地悪で決して言っているわけではありません。
あなたが働くにあたってどういうことを避けるべきなのかを知ろうとしているので、譲れない部分は素直に言いましょう。
では順番に解説していきます!
未経験の新卒・第二新卒のベスト回答
自身の思ったこと、どういう風になりたいかの思いを熱く語るなど自身について大いに語れるようにするのがベストです。
このとき意識してほしいのは、うまく話そうとするよりも多少つまずいていいから、伝えたいことを伝えるが重要です。
面接官の方も相手が緊張していることは、ちゃんと理解してくれています。
そのため緊張してうまく話せないから、話すことを控えてしまうと。
あなたの人柄、仕事に対する考え方を知ることができません。
そうなると仕事を一緒にやっていけるか判断できないので、伝えたいことを伝えてもらった方がとても助かります。
定番質問1:志望動機はどう答えればいいのか
逆にこの質問をしてこない会社はないんじゃないかという志望動機。
こちらは松竹梅と3つオススメプランがありまして。
竹:実際に遊んだゲームを通じて自分がどんなゲームを作っていきたいか答える
梅:会社の理念に同意したという点を述べて自分が会社でどういう風に頑張るか答える
となります。
新卒・第二新卒の場合は就職サイト(リクナビ・マイナビなど)主催している説明会などで参加条件を満たしているので、そちらから説明会参加がそちらから行えます。
松プラン
インターンシップや説明会など社員や社長から直接聞いた体験や言葉というものが面接官も信ぴょう性もあるのと、働きたいぞ感が伝わりやすいからです。
一番いいのはインターンシップと説明会両方参加したうえで
・実際に説明会に参加してどういう部分が心惹かれたのか
という説明ができることです。
うまく答えられれば面接官としても、興味を持って働く意欲があるので採用したい!と思うのです。
新型コロナの影響で幸いにもオンラインで説明会を行う企業も今年は多いので参加しやすいです。さらに遠方の人にとって交通費も浮くのは嬉しいですよね。
ただインターンシップは新型コロナの影響で中止になっているところも多いので、説明会の参加は積極的に行うことをオススメします。
インターンシップの多くが中止になっているとはいえ、既に体験しているまたは応募したという方もいると思います。
何を踏まえて志望動機を述べればいいのかと言いますと。
社内の雰囲気です!
インターンシップのメリットとしては社内の人間はどんな人か。
どういう環境で働いているのか。
どんな仕事をしているのかを直接見れることです。
インターンシップでしか実際に見ることは難しいため、積極的に参加してほしいです。
そうすれば社内の雰囲気を理解できるので、入社してから自分が思っていたのと違って働く意欲が落ちたとか人間関係とかで失敗して退社するというリスクも軽減できます。
またインターンシップで体験したことを踏まえて志望動機を語ってもらえば、社内の人である面接官の方も「うちの会社に興味を持っているし、やる気もある」と好印象です。
このときに伝える内容としては「○○さんが優しくて~」とか人柄よりも仕事内容の方で語れるようにしましょう。
確かに人柄を見ることも大事ですがあなたが実際に働くにあたって仕事がやっていけるのかが重要なので、なるべくなら仕事のことで語れるようにするのがいいからです。
説明会が行われている会社があれば、使えるのですが説明会を行わないところもあります。
必ずしも使える手ではないのでその場合は竹のプランがいいのですが注意点がいくつかあります。
竹プラン
会社のホームページに書いてある開発実績のゲーム、またはゲーム起動時の会社のロゴがあるゲームを実際にプレイして共感を得たということを語るものです。

「○○のゲームが好きだから、開発した会社に入社したい」が、
一番印象いいだろうさ
と思った方!
確かに好意を持ってもらえるのは嬉しいですし、好きなゲームであれば自身がユーザーということもあり、何が好感触になるのかが手に取るようにわかるので開発にも役立ちます。
が、ただ○○のゲームが好きであるというだけですと人によっては悪い印象になります。
理由としてはゲームにしか興味がないのかなと思われるのと、ゲームがただ好きなだけなら開発する意味はないと言われてしまうからです。
鶴も専門学生の二次面接で強面の面接官に同じことを、ずばっと言われまして。
脳内でどう返すのが正解なのか考えながら、たどたどしく答えた覚えがあります。

さらにまだ面接慣れもしてないということもあり、
この後の質問でもドキドキしてました。
他の就職活動をしている方も同じくやらかしてしまう可能性があるかなと思います。
もしゲームが好きなんですという情熱だけを語ってしまった場合の悪い印象になったであろうから、好印象に持っていくためのアドバイスをいたします。
最初に語っていたゲームをプレイしたうえで共感した部分を語ること。
併せてゲームをプレイして、自分がどんなゲームを創っていくのかという未来図を語るようにするです。
他の質問や受け答えでも同じことが言えるのですが、悪い印象になったからと言って落ち込むのではなく、その後どうやって改善するかがとても重要なのです。
それはゲームプランナーとして働くなら必要なスキルにもなりますので、面接のうちから鍛えておくといいです!
こちらは仕事のスキルとして使える内容になるので後日別の記事でまとめようと思います。
梅プラン
最後に会社の理念に同意したという点を述べるについて。
インターンシップも説明会もやっていない上に開発実績のゲームも遊んだことがない場合。
志望動機は会社理念や開発スタッフの声、求人サイトなどの募集条件に見合っているかくらいしか会社の情報が集まらないため、あまり対策ができません。
あとは過去に会社で情報流出や運営をしていれば、ガチャの排出確率など課金にかかわる問題が頻発してないか調査しておくことをオススメします。
特に課金にかかわる不具合やゲームで致命的なバグが連発している会社はスケジュールが圧迫してます。
入社して馬車馬のように働く必要があるため、新卒が入社する会社としてはオススメできないためです。
この場合に対策することとしては、会社理念を理解したうえで自分はどのように成長していきたいかを語るのが無難です。
特に未経験者や新卒の方は

現場のことなんて知らないのに、
どのように成長していきたいか答えられるわけない!
とよく耳にしていましたが、これは自分がどう成長していきたいかという意識を語るでよいです。
おっしゃるとおり、体験しないとわからないと言いますが。
覚えていけないと鶴自身も思っております。
なので自分がゲームプランナーとしてどう頑張っていきたいかという心意気と理念があっていれば、その会社を受けて面接で大いに語りましょう。
定番質問2:自己PRを○○分で述べてください
続いては自分のことも実はあまりわかってないのに聞いてくる自己PRについて。
これもやはり人を知るには手っ取り早い質問なため、鶴もよく聞かれていました。
たまに変わり種もありまして、自身を動物に例えるならなんですか&その魅力(つまり自己PRも添えて)について語ってください。
とか面白い組み合わせなんてものもあるので、常に自分のことを知らないと変わり種が来たときに焦ります。
なので面接前には就職サイト(マイナビ、リクナビ)にある性格診断を使って自分はどういう性格や何が得意な傾向なのか語れるようにしておきましょう。
では自己PRについて何を語れるようにすればいいのか。
・改善方法(主にストレス発散方法)
を語れるようにしましょう。
自己PRの場合は自分のプラス部分をついつい語りがちですが、悪い部分を語れた方が説得力と安心感があります。
というのもゲーム業界で働くと必ずどこかで忙しくなったりして、精神的に追い詰められやすくなります。
そのときに自分の性格を知っていれば、ストレスを軽減して追い詰められにくくなるので仕事に支障が出にくいのです。
なのでいいところを語るよりも悪い点を知ってる上で解決法を知っていた方が、長く働いてくれそうという好印象なのでプラスの部分だけを語る人よりも安心ができるのです。
定番質問3:○年後はどのように成長していきたいか
入社してから1年、3年、5年後など今後どのように成長してきたいかと聞かれても、まだ働いてないからわかりません。
というのが本音なのに厄介な質問。
鶴にとってこの質問に答えられるか次第で業界のことをどのくらい把握しているのかを探っていたり、就職活動をどのくらい行っているかがバレる恐怖の質問と思っています。

本気でゲーム業界に就職する気があるのか
試されている気がしてならない……
なぜそんなことを思っているのかというと。
たくさんのインターンシップや説明会に参加していれば、自分なりにゲーム開発はどんなことをするのかが少しは想像できるはずなんです。
つまり答えられないということはインターンシップや説明会をそこまで聞いているわけではないから、興味がないということでやる気がないと思われてしまいます。
(今年は特にオンラインでインターンシップなども行われているものもあるため、交通費がという言い訳が使えないのも厳しいですね)
なので定番質問3のベストな答えはインターンシップまたは説明会に参加した状態で自身がどのように頑張りたいかを語るです。
ただ訳があって参加できなかった方もいると思いますのでインターンシップ、説明会に参加しなかった2つのパターンを解説しますね。
・(他社のでもいいので)インターンシップや説明会に参加している場合
一番いいのはインターンシップと説明会両方に参加している方が答えられる内容が増えるので内容が濃くなりますが、どちらか参加していれば自身がどのように成長していきたいか語ることができます。
ではどのように語るのがいいのか。
インターンシップ、説明会で聞いた内容を自分がどう思ったのかをまず語りましょう。
そのうえで自分は何を頑張っていきたいかを述べます。
説明会を聞いていたりすると現場のスタッフの声で「コミュニケーションが得意な方を求めています」とかほしい人材を語りますが、無理して合わせない方がいいです。
鶴自身も体験したうえで言うのですが、無理して働いていると少しずつ仕事のやりがいや意欲もなくなって、ストレスを感じて病んでいきます。
ただどうしても無理をしなければならないときはいつかやってきます。
最初から無理をしないといけない環境なら避けておく方が安全です。
・インターンシップや説明会に参加してない場合
もうこれは自分がゲーム開発をどのようにして頑張るかという熱い思いを語るしかないです。
ただし熱く語った後、面接官から質問攻めにされることを覚悟してください。
このとき自分の思いに矛盾している点や今の考え方の問題点などがはっきりするので、面接を多く体験していけば合格率も上がっていきます。
(が、長い道のりですので早めに内定がもらいたい方はやはりインターンシップや説明会には積極的に参加することをオススメします)
さいごに
と、ここまで面接定番の質問の対策を語りました。
が鶴の今までの体験談からすると正直なところ、運とタイミング次第かなと思っております。
ゲーム開発の情報は発売やSNSなど広告に出ない限り、内密で開発されてます。
どの会社で何が作られているかは闇の中なため、実際にどういう人材を求めているというのがわかりません。
なので新卒の方は特に面接で落ちると、自分の能力が低くて落とされたんだ。
と落ち込みやすいですが、運とタイミングが合わなかっただけくらいの軽い落ち込みだけで留めておくとよいかなと思ってます。
もし日本国内のゲーム開発会社は多くあるので、今回のアドバイスをもとにまた次頑張ろうくらいの勢いで頑張ればいつかは採用されます。
もし仮に滑り止めの会社で採用されたとしても、ゲーム開発の経験を1回でもすれば転職という選択肢も増えます。
ですがゲーム会社に入社して働かなければ、そもそもゲーム開発の経験もできません。
諦めずに行動すれば、道はいつか切り開けますので頑張ってくれたらと思います。
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