この記事は4月に書いていたのですが、4月は入学・就職している人が多くいる時期ですよね。
つまりゲームプランナーとして就職した新卒の人たちが、胸弾ませて仕事をしているかなと思ったわけです。
というわけで今回は。
新卒ゲームプランナーになったばかりの人に向けて、仕事に役立つ考え方の一つ。
仕事の納期についての考え方について解説していきたいと思います。
仕事はいつまでにどのくらいできるか見積もろう
ゲームプランナーに限らず、新卒の人は先輩や上司から仕事を受けると納期ギリギリまで頑張って自分が完璧と思ったものを出してくれることが多いです。
一生懸命仕事をしてくれることは非常にありがたいのですが、それだと仕事をやるスタイルとしては○・△・×と三段階評価をするなら△です。
なぜ△なのかというと。
自分の作業ペースや対応できる量の把握してない状態でただ対応しただけだからです。
ゲーム開発の仕事ですと長期的な計画を立て、分担して仕事をします。
常に全力疾走を続けていると途中で体力・気力が尽きてしまうのです。
また納期ギリギリの仕事を続けていると対応が終わった後に問題が見つかって修正が必要でも時間が足りない場合もあります。
その状態で仕事を続けてしまうと上司・先輩は仕事を振っても
- 納期までに間に合わせてくれるのか
- 次の仕事を振っても大丈夫なのか
と不安になり、仕事を任せても大丈夫なのかという信頼が得られなくなってしまうのです。
それでも上司・先輩が既にある程度ペース配分やスケジュールを決めています。
例え納期ギリギリでも問題はないのですが、必ずどこかでスケジュールは狂ってしまいます。
狂ったスケジュールは直さなければ後の作業に影響が出るわけなので、誰かがスケジュールを戻すべく作業を急いで対応してくれる人が必要になります。
そうなった時、作業のペース配分が分からない人に仕事は振ることができません。
という感じに自分の作業ペースと対応できる量が把握できないと、次の仕事を任せてもらえないのです。
なので仕事をする上では
- 自分の作業ペース
- 自分が抱えても問題ない作業量
最低限理解していなければ、次の仕事を任せるうえで上司・先輩からの信頼は得られないということでした。
作業ペース・自分ができる作業量の把握方法
ではどうやって自分の作業ペース・作業量を理解すればいいのか。
- 自分が担当している作業がどのくらいかかるのか
- 自分の作業ペースがいい時・悪い時の違い
- 自分が得意・不得意な作業はどれか
この3つを抑えておけば上司・先輩が仕事を割り振るうえでの基準になるので問題ないです。
自分が担当している作業がどのくらいかかるのか
自分が担当した作業で定時内でかかった時間をメモしてみてください。
あくまで定時内だけの時間をメモするように意識しましょう。
というのも仕事をする上では、定時内で終わらせるが原則です。
時間外労働や土日出勤はよほどの問題・どうしてもの最終手段ですから。
最初から時間外労働の癖をつけると仕事の効率が徐々に下がっていきます。
そのため、あくまで基本的な時間だけで計算しましょう。
自分の作業ペースがいい時・悪い時の違い
次に作業ペースのメモを取る時、体調や作業効率が良い悪いといった状態も書きましょう。
鶴自身もそうでしたが仕事は毎日一定のペースを保ってできていると思いがちでしたが、実際は毎日微妙に違いがあります。
今日は体調が優れなかったり、イマイチ頭が働かない。
思いのほか仕事がはかどっている、量があっても対応できる。
などといったようなこと。
不調の時ほど、同じ仕事量でもなかなか集中できず仕事の質が悪いです。
好調であれば、大量の仕事や難しい仕事でも集中して対応できます。
それでも仕事だから無理をしないといけない場合もどこかであります。
ですが可能な限り好調の時に仕事をすれば、仕事の質も対応速度も速いので毎日どんな時が好調・不調なのかを把握しておけば、自分の効率のいい作業ペースを知ることができます。
自分が得意・不得意な作業はどれか
最後が仕事の納期に間に合うか1番影響を受けやすいもの。
自分の得意・不得意な作業であるかです。
やはり得意な人に仕事を任せると、効率もクオリティもよいものでして。
逆に不得意な人に作業を任せると、効率は何とかなるにしてもクオリティに大きな差が出ます。
振られた仕事は全力で応えることが重要ですが得意・不得意だけはどうにもなりません。
また得意なことだけを集中した人の方が他の人と差別化されるわけなので、その仕事に対して評価をされやすいです。
そうなると上司・先輩に一目置かれやすいのです。
作業ペース・自分ができる作業量が分かれば仕事ができる人に
作業ペース・自分だできる作業量・得意不得意が分かれば、上司・先輩が出した納期に間に合うか自分でも判断ができるようになります。
例え仕事がうまくいかなかったとしても、不得意な分野であれば「うまくいかないのは仕方ない」と開き直れます。
また作業量・得意不得意が分かれば、納期に間に合う以外にも自分の作業ペースを知ることができます。
作業ペースが分かれば、仕事に関する危機管理能力も上がるわけです。
納期に間に合うか・問題点は何かと言った危機管理能力は経験しないと身に着かないのですが常に警戒していれば、うすうす気づきます。
新卒の内から危機管理能力を身に着けていれば、仕事に対して・納期についての考え方が上司・先輩と近くなるため、信頼してもらいやすくなります。
信頼してもらえれば、仕事を任せてもらえるので、新卒の中でもデキる人として見られるでしょうう!
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